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吐き逃げだ− PART2 吐き逃げの犯人を探せ！
（食事中の人は読まないで下さい）
クン、クン、クン。 臭い。これはゲロリンのにおいでは？
コールボタンがなって行ったジュニヤちゃんがギャレー（台所）に帰って来て、
「今、通りすがりに吐かれていって、通路に座っているお客さまにかかってしまてお客様の洋服が汚れてしまいまいた。」
とのこと。
「その、吐いたひとは？」
「暗くて、後方から吐かれたため、わからないそうです。赤いTシャツの女性らしいです」
吐き逃げ事件発生。（信じられない、非常識さ） 最悪。
まずは被害者のケアーが第一。
お客様から怒鳴られること覚悟していってみると、以外や以外。
「いいです。いいです。着替えがありますから。臭すぎて、洗ってもらうなんてとんでもない」と。
なんて涙がでるお言葉。もう神様みたい。
このお客様、着いたらそのまま、ミーティングに参加。
でも、この匂いじゃ会社にいけないよね。疑われるでしょう。
私達も人間。そういわれると最善を尽くしてあげたくなっちゃう。
しみになってしまうと大変なのでと言って、何とか洗って無事解決。
ゲロリン事件に携わるとき、まず第一に思うことは、今日はついていないとあきらめる。
この処理をすると、当分ご飯はおろか食欲が無くなってしまうのです。ひどいときは、ホテルについて夕飯まで引きずることも。
今回は特に許せない。 大の大人が吐いて、人に迷惑三昧かけておきながら、自分はのうのうと座っている。
犯人は誰だ！
犯人をさがせ！
赤いTシャツの女性。該当者、3名。
この中で、一番あやしかったのは？
トイレ付近に座っている外人女性だ。
（ボス、この人が怪しいよ。だって、そこを通ると甘い独特の匂い。到着間際に違うTシャツに着替えていたもん。）
でも、悲しいかな。
「あなたが犯人でしょう？」 なんて職業上、口がさけてもいえない。
唯一、心の慰みが被害者のお客様がとても温厚な人だったこと。 だって、人の冒した過ちに対して怒られるのって耐えられないじゃない！
（ボス、それにしても臭かったね！）
お願い
「 大人だったら、我慢して、トイレに行って吐いてね！」
BY 怪獣ボスデスモンの飼い犬 レイ
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