ビンタン島―その3
ビンタン島ゴルフ場でおどろいた事
ビンタン島のゴルフ場って、いったいどれくらいの人が働いているのだろうって思うくらい、ひとがいる。それも各ホールに。
あるゴルフ場なんか、バンカーショットをしたあと、砂をならそうとしたら、ならすやつがなくて、仕方がないからそのまま進むことに。
でも気になって後ろを振り返ると、ちゃんとならしてくれているんだよね。びっくり。
「ナイスショット!」なんて言いながら、仲間とわいわいやってると、突然茂みの中から人影が。どこから現れたのか、どこに隠れていたのか、本当に突然ホールに現れるからびっくりするよ。それがどこのゴルフ場へ行っても。
この人たちの正体はボール売り。OBなんかで茂みの中に打ち込んだロストボールを10個1袋にして売ってくれるの。SHOPのボールよりそりゃー安い。だからゴルフ場のスタッフに見つからないように隠れているんだよね。
でも私たちがどんなに一生懸命ボール捜していても絶対教えてくれない。当たり前か。これがこの人たちの商売なんだから。
池や湖が美しくレイアウトされたホール。その水の中からも突然ひとが現れるんだよね。最初は、やっぱりこの大自然の中だからゴルフ場で働く地元のひとが仕事の合間に泳いだり、水遊びなんかやってるのかなあなんて思っていたんだけど、実はこの人たちも池に入ったロストボールを探していたんだよね。あるおじさんなんか、「ワニがいる!」なんで騒いでたけど。
誰だってびっくりするよね。
by kamako
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