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ディズニーのニューミュージカル「アイーダ」は、捕虜となったヌビアの王女アイーダと、敵国の総大将との悲劇の恋物語。悲しい結末であるものの、副題の「時代を超えた恋物語」という副題の通り、主人公の2人は最後は現世で結ばれる予感を残して幕を閉じます。見所はエジプトの王女の美しい衣装の数々と、華やかな侍女達の華麗なダンス。また、力強く張りのあるプロの歌唱力は、生で聴くと身震いがするほど感動します。
何と言っても今回特筆すべき点は、座席の位置。「オーケストラ」とよばれる前から6番目、中央ど真ん中だったので、登場人物の表情が手に取るように分かり、グイグイと話の中に吸い込まれていきました。今までミュージカルは後ろの座席でしか観たことがなく、こんな良い席など座ったことがありませんでしたが、一度体験したらもう病みつき。どうせ同じミュージカルを観るなら、毎月積み立て貯金をしてでも、絶対良い席で観る方が、感動のレベルが遥かに違うとしかと悟ってしまいました。ちなみに、ミュージカル好きの同僚から、「"アイーダ"を見る時にはハンカチを忘れないでね」と言われていたのですが、私にはハンカチの必要はなく、回りでも泣いている人を見かけることはありませんでした。
マンハッタンに来たからには、やはりここでしか見られない本場のミュージカル鑑賞は欠かせません。ブロードウエイにて100年以上の歴史があるミュージカルの上演も、一日になんと２万人以上もの観客を集めるそうです。ミュージカルで何を見ようか迷ったら、やはり友人の口コミが一番信頼がおけますが、その情報源がない場合は、「トニー賞」の受賞作品を見ることをお勧めします。「トニー賞」は、映画界でいう「アカデミー賞」のようなもので、毎年６月に選ばれる権威ある賞。この賞を受賞したか否かで観客動員数や上演回数に大きく影響するそうです。
ミュージカル情報を得るには、日本食レストランやスーパーマーケットに置いてある「USFrontLine」という隔週発刊の無料の情報紙便利。また英語でも大丈夫！という方は、売店やニューススタンドなどで気軽に手に入る毎週月曜日に発行される"NewYork"($3.99)を手に入れ、プログラム、スケジュール、料金などの確認ができます。さあ、観たいミュージカルが決まったら、チケットの買い方については、次のページでご案内します。
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