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サンパウロのカーニバル<観光編>

サンパウロのカーニバル<観光編>

カーニバルは危ないというイメージがあるようですが、このコンテストに関しては、そんな感じは受けませんでした。だって、見るために高いお金を払っているのですから、それなりの人達が多いわけです。

カーニバルといっても、団体のコンテストなので、チケットがないと見ることができません。このコンテストは、踊りに使う曲の作詞、作曲、衣装のデザイン、山車のデザイン、踊りの振り付け全てが採点基準になります。

そして、優勝すると、曲に関しては、CDの発売ができ、また、各国から出演依頼がきたり、またスポンサーがついたりと、そのグループが潤い、またまた、来年のカーニバルにお金がかけられるという事で、この1日のために、1年間を費やすそうです。

1グループは、500人以上の団体で構成されています。
山車も5〜8台ぐらいあり、1時間10分という決められた時間で左右がひな壇になった観客席の間の通路で踊り歩きます。

参加する資格は、私達一般人でも参加する事ができます。 
参加する為に、まずその団体に参加料を支払います。その参加料はチームによりますがだいたい7000〜8000円位、衣装代も含みます。そのあと、3ヶ月前ぐらいから、チームの練習日があるので、練習に行き、ステップと歌を覚えます。
練習日に支払うお金は、1回200円位。

参加者は、曲や衣装がサンプルで飾ってあったりするので、着てみたい衣装を探して、チームを選んだりするそうです。
結構、ブラジルの駐在員の奥様方が参加していました。(ちなみに、彼女達の衣装は水着ではありません)。奥様方もサンバ学校に通ってレッスンを受けている人達が多いそうです。
また、日本からもサンバスクールの人達が参加したりしています。

山車に乗って踊る人達(日本で言えばお立ち台?)は大変名誉な事だとか。
特に、今年からは、完全トップレス解禁の年なので、(今までは、必ず先っちょにシールなどをして隠さなければいけなかった)チームによっては、山車に乗っている女性全員が、トップレスなんてすご〜いグループもありました。

 それにしても、なんでそんなに胸が立派なんだ? 日本のK姉妹といい勝負。 いくらDNAが違っても、同じ人間に見えないと、 自分の胸をみながらふてくされていると、彼女達の殆どが整形しているとか。 日本と違って、彼女達は堂々と、「胸やヒップにシリコンを何グラム入れている」とか、会社でも自慢げに話すそうです。 つまり、「お金をかけているんだから、きれいな私を見て頂戴」という具合でしょうか。

今回、スゴーク感動的だったので、あるチームの中の団体で全員、車椅子で参加。障害を持っていても、同じようにお祭りを楽しんでいる姿がとても感動的でした。
また、あるチームの歌が、昨年亡くなったサンパウロの市長をたたえる歌を作っての参加。言葉は解らなかったけど、こんなに市民に愛された市長さんはなんて素敵なんだろうと、最近政治不信に陥っている日本とは大違いと、純粋に感動。
ちなみにこの、市長さん、生きていれば、ブラジルの大統領にまでなれたのではないかと言われていたらしい。

ブラジル人は老若男女、全員がサンバを聞くと自然と身体がリズムを取って、楽しそう。私もあのように、年をとりたいものだと感じ、パワーを貰って帰って来た旅でした。

By ダレ犬レイ

 

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