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本場ベトナムの味 「フォンベト」

本場ベトナムの味 「フォンベト」
お薦め度
★★★

ベトナム、タイ料理には目がない私ではあるが、そちらへ行く機会はなかなかなく、たまに禁断症状になる。
今回は、東中野に本格的なベトナム料理のレストランがあると聞きやってきた。
雑居ビルの1階奥に入り口があり、分かりづらく入りにくい店ではあるが、ベトナムからボートピープルで渡ってきたオーナーのディエップさんは、人懐こくてなかなかの商売上手。
かわいらしい風貌からは、とても孫がいるようには見えない。
テレビに出演したり、料理を教えたり、本を出版するディエップさんは、やり手だけあって今年は西新宿にも2号店をオープンしたそうだ。

料理は店名「フォンベト」=ベトナムの味と言う通り本場の味。
ディエップさんに薦められるまま、2人で6000円のお任せコースを選んだ。
前菜にはメニューには載っていない「タコのサラダ」、そしてベトナムの代表料理「生春巻き」。
次に登場した「バインナム&バインロック」は不思議な味。
バインナムはお米の粉の上にエビ・カニを乗せ、バナナの葉で蒸あげた料理。
バインロックはエビ・豚肉を片栗粉で包み、バナナの葉で蒸しあげたもの。
ツルンとした喉越しは、今までに食べたことのない食感で異国情緒を感じる。
ハイライトは「チャードーム」。
オーナーの出身地古都フエの名物で、カニ、ホタテ、フカヒレ、豚肉、キクラゲをパテにして、あみ脂で巻いて蒸したもの、胡麻の揚げライスペーパーにのせて食べる。
こちらもはじめて食すものであったが、極上のレバーペーストを連想する奥の深い味わいである。
ベトナム独特のニョクマムソースが隠し味に使われている。
仕上げはあっさりとしたスープ「ミエン・ガー」。
中には椎茸、筍、春雨が入っており、食後の閉めにぴったりのスープ。
鶏のダシが良く効いてやさしい味。

メニューは写真と説明入りなので、ベトナム料理になじみのない方も心配する必要はない。
お任せコースにすると、珍しいものが食べられ、味に対する新たな発見がある。
分からないことがあれば、何でもオーナーに聞いてみよう。
昔ベトナムで学校の先生だったというディエップさんは、喜んで何でも教えてくれる。

フォンベト

予算2000円〜3000円
住所 : 東京都中野区東中野5-3-3 東京ビルB2
電話 : 03-3364-6304

by むーち

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