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太宰府天満宮と光明寺

太宰府天満宮と光明寺
お薦め度
★★★★★

福岡まで来ても太宰府天満宮には行ったことがない人って結構いるのよね。福岡の中心天神から乗り換えて30分程で着いちゃう小京都です。今回は、苔寺として有名な、それでいて穴場の光明寺も合わせてご紹介します。

太宰府天満宮は菅原道真を祀る学問の神様で有名。菅原道真が亡くなった時、遺体を運んでいた牛車の牛が菅公の死を悲しみ涙を流して動かなくなってしまったのが、ここ太宰府天満宮だと言われています。ですから、境内に入る前の東神苑には牛の像が置いてあるのです。この、牛の頭を撫でると頭が良くなるとの言い伝えがあり、私は小さい頃から何度も撫でていました。まあ、ご利益はあったような、なかったような・・・。そして、おみくじを牛の角に結びつける人もいます。これもご利益があると言われてはいるようです。
本殿は1591年に寄進された桃山文化の建築。本殿に向かって右には白い花を咲かせる飛び梅があります。ほら、あの「東風吹かば にほひおこせよ梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ」ってやつです。一夜にして飛んできたというだけあって、なんだかやはり、ただの梅とは違う、ありがたーい感じが漂う梅です。この梅の実を戴くと、どんな試験にも合格すると地元では言われています。ご利益ありそうですね。
しかし、梅が手に入らなくてもご安心。学問のお守りを始め様々な事にご利益がある
お守りが、500円ぐらいからあります。
受験に効きそうなものとか、健康、縁結び、航空安全、商売繁盛などもあります。
女性ばかりの職場の私達、勿論一番に手を伸ばしたのは、そう、縁結びのお守り。ご利益ありますように・・・。

2月には梅の花、6月には花菖蒲(夜間ライトアップもあり、昼間の天満宮とはまた違った味わいがあります。)11月には菊花展と一年を通してお花もいっぱいです。
催し物で、私がお勧めするのは、3月第一日曜日に行われる「曲水の宴」と9月21〜25日まで行われる「神幸式大祭」です。
「曲水の宴」とは男性は衣冠姿、女性は十二単で小さな川の縁のところで盃が自分の前を流れ過ぎる前に、一首詠むという、風流な慣わしです。
9月の「神幸式」の方は、9月23日に、同じ太宰府にある神社から天満宮まで牛車を引き、衣冠姿の男達が「お上りの儀」と言う平安絵巻を展開します。25日には夜、境内に千灯明がともされて、ロマンチックな雰囲気で素敵ですよ。
どちらも、歴史を感じさせる風流なお祭りです。

さて、次にお勧めしたいのが、苔寺として有名な禅寺の「光明寺」です。天満宮より静かで景色が美しく、よく手の行き届いた庭は心が洗われ厳かな雰囲気です。

入り口は地味なのであまり観光客は天満宮ほどはいません。知る人ぞ知ると言った感じの禅寺です。
臨済宗東福寺派の寺で、1272年に創建されました。菅原氏の流れをくむお寺です。
門を入ってすぐに白い砂利に石がぽつんぽつんと置いてある石庭があります。正面から見ると「光」と言う字を表していると言われています。
次に本堂です。墨で書かれた立派な壁に囲まれた仏様に挨拶をして、いざ、中庭へ。新緑の頃は美しい緑に、秋には真っ赤に紅葉した一面の紅葉に言葉を失うでしょう。
いつもここに来ると縁側にボーっと座って庭を眺めます。白い砂利は海に、苔は島にたとえてあると言う「一滴海庭」です。京都のお寺にも負けない素晴らしさがあります。
アドバイスとしては、冬は寒いので暖かい格好で行きましょうね。暖房はないから寒いよ。
場所は、天満宮の参道を左に行けば天満宮ですが、参道を右に行ってください。つまり、天満宮を背にしてそのまま真っ直ぐ進む。2分もしないで見えて来ます。天満宮だけで終えるのは大変もったいないので、ぜひ、心を洗いに行ってみて。

太宰府天満宮と光明寺

行き方:天神から西鉄大牟田線、特急か急行で12〜15分。二日市で乗り換えて5分ぐらいで太宰府駅に着きます。すぐ参道が出てきます。右に行けば光明寺、左に行けば天満宮です。どちらも、駅から歩いて5分もかかりません。
光明寺:拝観料が200円かかります。

by マリリン

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