サンフランシスコのダウンタウン、小さな路地を入ったところに、気軽にいただける本格的なフレンチレストランがあります。お店の名前はANJOU。小さめの2階建てレストランはいつも人気で、お昼は14,50ドルの2皿LUNCHがお得です。夜も人気があり、アラカルトも充実してます。
店内に入るとすぐにワイン棚があり、右手の厨房横、ガラスケースの本日のデザートをチェックしながら、テーブルにつき店内を改めて見渡すと大変品よく落ち着いた雰囲気に心が落ち着くでしょう。テーブルの一つ一つには、お花が飾られ、レンガの壁には、モダンな絵画が掛かっています。
吹き抜けになった店内は気持ちよく、また、爽やかな光も入り、ゆったりとさせてくれます。周囲はお洒落なマダムや品の良い御夫婦、場所柄、大人のレストランと言った感じです。
まず、メニューに目を通し、本日のお薦めの説明を受け、ここから、2品選びます。私は、一皿目に本日のサラダを。2皿目にフォアグラのブリオッシュを選び、友人はその日のトマトスープとサーモングリルのマリネを選択。
フォアグラのソテーならぬ、ブリオッシュってどんな物かな?パンの生地の中に練りこんであるのかな等と想いを馳せながら待っていると、まず、一皿目のサラダが登場。安いコースなのに、しっかりとした、一皿目。しゃきっとしたレタス、サラダほうれん草、スライスオニオンにフレンチドレッシング。上からかけただけではなく、ちゃんと素材をドレッシングで包み込んでいます。ウ〜ン、美味しい。サラダをいただいて、2皿目に対する期待が高まってきました。友人のトマトのスープも程よい酸味があり、品のよいお味。
さて、2皿目、このコースは2皿目のプレートは3品ほど盛られており、見た目も鮮やかで手が込んでいます。私の、フォアグラのブリオッシュはブリオシュの中を丸くくり抜きその中にフォアグラを詰めソテーしたものでした。いや〜斬新。フォアグラは口の中でとろけ、周りのブリオッシュはフォアグラのうまみを十分に吸い込んで、これだけでも満足。しかし、同じ皿の上にはあと2品。ポロねぎを焼いて甘みを出したものにあっさりとしたソースが掛かったものと林檎を甘酸っぱく煮たもの。ポロねぎは歯ごたえもよく、風味が豊かだから、フォアグラの香りを上手にコントロールしてくれ、リンゴのシロップ煮は塩味の品目とのコントラストよく優しい味わい。一皿がまるで絵のように彩りよく、味のバランスもいい。友人がオーダーした、グリルド・サーモンのマリネは大ぶりのサーモンが程よく焼いてありマリネも酸味よく、その横には彩りのよいサラダが添えてあり、このプレートだけでも満足感があります。
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ANJOUの店内 |
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一皿目のサラダ |
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フォアグラのブリオッシュ |
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グリルド・サーモン |
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