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「CHA CA LA VONG」雷魚のフライ鍋

「CHA CA LA VONG」雷魚のフライ鍋
おすすめ度:

この店は1871年から営業している。
まず、住所を見ていただきたい。この店が余りにも有名になり、通りにこの店の名がついた。世界広しと言えどもこういう例は初めてお目にかかる。
お店に辿り着くと先ず店構えに心を奪われる。歴史を感じさせる何処か京都の老舗の様でもある。一階と二階の店内、中に入ればいたってシンプル、それが東南アジアの昔の住まいを思い起こす。
インテリアと言うほどのものではないが、なぜか壁の青色がベトナムらしい印象に残っている。
さて、席に就くと、何もいわないのに、わぁーっと色んなものが取り揃えられる。火を噴く七輪、葉野菜、ビーフン、薬味、たれ。あっという間にテーブルが一杯になり、鉄鍋(フライパン)が運ばれる。
中には一口大に切った色鮮やかな黄色い白身の魚がひたひたの液体の中でじゅうじゅういっている。
訳もわからずキョロキョロ周りを見まわしていると、みかねた店員が葉野菜をフライパンに入れだした。
葉野菜はディルと青ねぎ。其のディルと青ねぎがしんなりしたら出来上がり。ディル!とはそんな昔からここベトナムで使われていたのだろうか?少なくともカタカナ野菜なのだが・・・
ビーフンを器に取り、フライパンの中身を乗せ、薬味の白髪ねぎとペパーミントと香菜(パクチー)を載せ、赤唐辛子入りの甘酢たれをかけ、ライムを絞って食べる。
大雑把な作り方に反して繊細な味、驚きの美味さである。
雷魚は川魚独特の臭みがあるはずだが、ターメリックのせいなのか全く臭みはなく、ほくほくである。黄色の正体はターメリック、フライパンのスープと思しきものはオリーブオイルだったのである。
いやぁー、感激、感激の夕飯、そして幸せ一杯の夕飯であった。
「CHA CA LA VONG」は、今やハノイにもう一軒、ホーチミンにも支店が出来ている。





「CHA CA LA VONG」

住所:14 Cha Ca Str.,HANOI
Tel:8.253929
ドレスコード:カジュアル
カード:不可
営業時間:11:00〜14:00、17:00〜22:00
休み:無休 
支店住所:
107 Nguyen Truong To Str.,Hanoi
Tel:8.239875
31 Nguyen Thi Dieu Str.,Dist.3 Ho Chi Minh City
Tel:9.305674

by デス河童

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