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あつた蓬莱軒のひつまぶし

あつた蓬莱軒のひつまぶし
おすすめ度:
★★★★


今回は久しぶりの名古屋ステイだ。なんか美味しいものを食べに行こうと名古屋の友人にリサーチ。「一番、美味いひつまぶしのお店を教えて。」返ってきた答えは「あつた蓬莱軒!」と迷わず一言。

早速、名古屋の繁華街にある、松坂屋に直行する。ここに熱田神宮の「あつた蓬莱軒」の直営店があるのだ。ここは、予約は受け付けていない。だから、早く行って席を取るしかない。筆者が行った時は雨が降っていて、こんな平日の雨降る日にはそんなに混んではいないだろうと、たかをくくって出かけた。イヤー、驚いた。これはこれは、さすがに美味しいお店は繁盛している。やっと、席に着くと周りを見渡せば皆、ひつまぶしを注文しているではないか!「私もあれをください!」と元気よく一言。
暫くして、手彫りの木のお櫃に入った「ひつまぶし」がやってきた。
お櫃の蓋をおそるおそる開ける・・・。「おおっー。」一同、驚きと感動のあまり沈黙。ご飯が見えないくらい、お櫃一面に鰻がびっしりと敷いてある。凄い!凄い!本当のひつまぶしってこれなのね!今まで食べていたのは何だったの?と考えているうちに、とても香ばしい甘い香りが鼻を襲う。
ああ、後は理性を忘れて黙々と食する。
うなぎは「130年分の旨みが凝縮された秘伝のタレに漬け込み、備長炭でふっくら香ばしく焼き上げた」とある。納得、納得。外はパリッと中はジューシーで脂がのっていて、そのくせ、しつこくない。ご飯と鰻をまぶして、一膳目はそのまま本来の味を堪能。ご飯より、うなぎが多いぐらいだからなんとも贅沢。タレも甘すぎず、上品だ。よく見るとお櫃の真ん中ほどにも鰻が敷いてあるではないか。そう、ご飯とご飯の間に、鰻の層があるのだ。私は、思わず感動のあまり「見て見て、凄いよ、真ん中にも鰻が敷いてあるよ。」と友人にお櫃ごと見せる。そんな恥ずかしい事をしている人は他にいなかったけれど、私は感動のあまりにその行動をとってしまった。今、考えると恥ずかしいのだが、なんせ美味さのあまりに理性を失い、周りが見えなくなっていたのだ!

さあ、次に二膳目だ。刻みネギと細く切った海苔、そして、すりおろした山葵を入れて頂く。おぉ!さっきとは、同じものとは思えない変身振り!さっぱりとしていて、ネギの風味がよくマッチしている。山葵がピリリと大人の味。
最後の膳は、独特のだしをかけてお茶漬けで頂く。サラサラといくらでもいけちゃう。酸いも甘いも味わい尽くした。最後にはサラリと締めくくる、大人の恋をしたあとのような幸せな余韻に浸ることができるそんな味。
っと知った風なことを書いてしまいましたが、こんなに素晴らしい「あつた蓬莱軒のひつまぶし」私の一押しです。あなたにもこの幸せ分けてあげたい。名古屋でここに行かないで何処にいくの?
そう、皆さん理性を忘れるほどの、美味いご飯を食べてみませんか?







蓬莱軒-松坂屋店

住所:名古屋市中央区栄3-16-1
TEL:052-264-3825/FAX:052-263-7807
時間:AM11:00〜PM:10:00(オーダーストップPM:9:00)
定休日:7月、12月は休まず営業
アクセス:地下鉄矢場町駅よりすぐ松坂屋本店南館10階
ドレスコード:カジュアルな格好でOK
※ひつまぶし-2300円

by マリリン



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