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モロッコ ヘンナ(極道の妻気分?)

モロッコ ヘンナ(極道の妻気分?)


今までテレビや機内でたまーに見かけた事はあったんだけど、まさか自分がするとは・・・。

ジャマ・エル・フナのおいしいと評判のオレン ジジュース屋!43番を探して!ここは水で薄 めないよ!

機内ではじめて手にヘンナをしている人を見たときは、「きゃ〜〜、この人すごい刺青!」と思っていたんだけど、どうもこの刺青もどきはすぐに落ちるらしい・・・と聞いたとたん、好奇心旺盛な桜子としては試さずにはいられなくなってしまった。

ヘンナ(HENNE)とは、同名の植物の葉から採れる、赤茶色の泥のような染料のこと。日本ではもっぱら白髪染めとして名が通っている。モロッコでは、手足や顔、ボディーのいたる所に針なしの注射器でうねうねと模様を描いてゆく。魔除けにもなるそうだし、結婚式では花嫁、花婿が必ずするらしい。

はじめてモロッコでヘンナに出会ったのは、マラケッシュのジャマ・エル・フナ広場。ここはいろんな屋台や、蛇使い、水売りのおじさん、大道芸人・・・とにかくありとあらゆるものがあるミステリーゾーン。ここでは、観光客と見るや、「フリー、フリー」と蛇を触らせ、「50ドルよこせ」だの、「ヘンナ、ヘンナ」としつこく手を離さない女性が死ぬほどいる。興味もあったし、ヘンナのサンプルの写真を見せてもらったら、もう食いついた客は絶対に離さない。10分ほどしつこく付きまとわれたあげく、「ファック・ユー」と捨て台詞を残して去っていった。

私が実際にヘンナをしたのは、フェズのメディナ(旧市街)でのこと。フェズのメディナは世界一の迷路だというので、120ディラハム(約1200円)で半日の公認ガイドをホテルで手配してもらった。ガイドに相談したら「いいところがある。」というので、まあぼられること覚悟でついていった。そこにいたのはおとなしそうな美少女。マラケッシュのすれたヘンナおばさんとは大違い。写真のサンプルでは、きれいな薔薇があったので、「こんな感じで」とリクエスト。お店の人が言うには、「ヘンナはそのヘンナ師の頭にデザインが何千通りと入っているので、同じ物は絶対に作れないから任せなさい。」と自身満々。そこまで言うなら・・・とお任せしていたら、グルグルと渦巻きをを描きはじめた。「いや〜〜ん、全然薔薇じゃない〜〜!」と言ってももう後の祭り。いったん描き始めたらもうやめられない。結局大きな「なると」が腕に出来上った。制服を着るので上腕にしておいて良かったぁ。これで一ヶ月くらいノースリは着れない・・・。

ヘンナが固まるまで一時間位。そのあと丸一日そのままにしておいてから、ボロボロとこすり落とせば出来上り!100ディラハム(約1000円)だったけど、他では10ディラハムというところもあるらしい・・・(一体相場はいくらなのか最後までわからなかった)おまけに黒でお願いね!と言っておいたのに、出来上りは茶色オレンジだった。モロッコへ行く人は、この騙しあいに気合を入れていかないとかなり疲れます。

美少女ヘンナ師作成中!



なると完成?


by 桜子

 

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