トップ > e-デス ちゃんねる > OTHERS > 地獄の世界遺産めぐり (アイト・ベン・ハッドゥ)

地獄の世界遺産めぐり (アイト・ベン・ハッドゥ)

地獄の世界遺産めぐり
(アイト・ベン・ハッドゥ)


これからモロッコを旅しようと考えていらっしゃる皆様。一つだけ重要なチェックポイントがあります。季節を選んでください。大変なことになります。私は熱射病になり死にそうになりました。

モロッコの人は慣れているので平気ですが、冷暖房に甘やかされて育った日本人にはかなりやばいです。私は5月に行ったのですが、ガイドブックでは最高29度、最低14度となっていました。朝晩はとっても過ごしやすいのですが,昼間の最高気温はウソです!毎日35度から40度くらいでした。地方によって違いますが、冬をお勧めします。(冬でも18度と書いてあったので、たぶん25度くらいでしょう?)それに、モロッコではホテルの部屋以外クーラーはほとんどありません。(ホテルのレストランでもないところが多い。)グランタクシーと呼ばれる大型タクシー(郊外に行く時は街中のプチタクシーではライセンスの問題で行けない。ほとんどが何十年乗っているか想像がつかないくらい古いベンツ)も絶対にクーラーはついません。したがって、ホテルを出て帰ってくるまでは熱射地獄なのです。ドライヤーの熱風をまともに浴びていると思ってください。

世界遺産のある、アイト・ベン・ハッドゥまではマラケッシュから片道4時間、アトラスの山々の景色を眺めながらゆったりとドライブ・・・と思っていたのもつかの間、ミネラルウォーターをひっきりなしに頭からかぶり続け、顔には濡れタオルでなんとか呼吸をし、砂ぼこりとの戦いで到着時にはぐったり。 アイト・ベン・ハッドゥは7世紀にアラブ人の侵略を受けた先住民が、アトラスの山々を越えて造ったカスバ(城砦)。いまだに5家族が生活を続けている。「アラビアのロレンス」など数数の映画のロケ地でもあり、モロッコ一美しい村としても有名。

住民がたまたまいたので、ラッキーにも家の中を見せてもらった。(もちろん帰りにはチップを要求された)小さな子供が「ガイドをする」と勝手についてくるが、見たい所をゆっくり見れず、山の頂上まで連れていかれて疲れるので断った方がいい。

村を歩いていると現実ばなれした世界になんとなく不思議な感じがしてくる。 帰りは更に熱射地獄と戦いながら長旅がはじまるのであった。

 


全景。雨季は手前が川なので、サンダルをはいてゆくこと。この時は干からびていまし た


上からの眺め

 



・・・ その晩熱射病になって死にそうになった桜子

 

index

モロッコのツアーを探す!