「6種類の特製お魚の前菜」は、美味しいものを少しずつ食べて欲しいとの店の願いをメニューにしたもの。どことなく日本料理を思い出させる「ナスのシシリー風トマト煮」、「マグロのマリネ」、「いわしのフライ甘酢漬け」、「サーモンのマリネ」、「白身魚のたたきマヨネーズ和え」などが少しずつ大皿に盛りつけられ、繊細な料理を思う存分たんのうできる。
メイン料理の「蒸しアンコウ」は、醤油と生姜で味付けられ、どう考えても日本料理そのもの。「大きな切り身のマグロのステーキ」は、素材が新鮮でお店の自慢の一品。最後を飾るデザートは、フレッシュフルーツタルトがお薦め。熟した無花果とプラムはとても甘く、カスタードクリームとの絶妙なバランスで、今思い出しただけで舌なめずりをしてしまう。
旅行中の疲れた胃でも、不思議なほどすんなり入り、必ずや来て良かったと実感するレストランのひとつである。
<マグロのステーキ/32000リラ:写真右上>
<フルーツタルト:写真右下>
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