シーフードで有名なアッパーイーストのヌーベルキュイジーヌ 「Cello」

メトロポリタン美術館からもそう遠くないアッパーイーストに、まるでプライベートクラブのような趣のレストランがあります。
住所を頼りに探しても、きっと一度は通り過ぎてしまうようなお店。

「本当にここでいいの？」と、重い木のドアを開けると、目に入るのはレセプションとバーだけのロビー。
案内されるのは地下に広がるダイニングスペースです。ゆったりとしたソファーといすのコンビネーションに行き届いたサービスは、最初の緊張感をすぐに解きほぐしてくれます。

メニューは、PrixFixeで値段が決まっているのが嬉しい。

ランチの＄３５．００はかなりお奨めです。７〜８種類あるチョイスから、オードブル、メイン、デザートを選ぶ楽しみがある上、フレンチの巨匠・トロワグロの下で修行したというシェフが作るお料理は、どれもデコレーションが美しく、ボリュームも日本人にピッタリです。オードブルの魚のカルパッチョは、お刺身とマリネのハーフみたいでさっぱり。辛口の白ワインがピッタリでした（＄１２）。

メインの白身のお魚は焼き加減、ハーブのきき加減もよく、繊細な仕上がりです。最後のデザートまですっかり堪能できるので、満足感で一杯。ただし、パンがかなり美味しいのでついつい食べ過ぎてしまうのにはご用心。ディナーは＄７５．００のPrixFixeからになりますが、先ずランチで試してみては如何でしょうか。

ツナのカルパッチョ