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サンテミリオンの2大プルミエ・グラン・クリュの一つシャトー・フィジャック

サンテミリオンの2大プルミエ・グラン・クリュの一つシャトー・フィジャック
おすすめ度:

ボルドーの街からサンテミリオンまできたら、ぜひ、予約してシャトー・フィジャックの見学をお薦めします。

この、シャトーはサンテミリオンのほかのシャトーに比べてしっかり丁寧にワインの醸造工程を見せてくれて、また、試飲で出てくるワインも若いものではなく、それなりに熟成したものを出してくれます。
大抵の、シャトーは若い出来立てのワインを出して試飲させます。それは、コスト的にも出来立てのワインの方が安く、沢山の人達に振舞いやすいと言う理由も含まれているからです。赤ワインの場合、一般的に、若いワインは果実味に富みますが酸味が強すぎたり、タンニンがガチガチとしていて飲むにはまだまだ早すぎます。ある程度の熟成をさせて、タンニンも落ち着いてこなれてきた頃、本当にそのシャトーの実力を伴った丸みのあるワインが味わえるのです。
  
ある、ボルドー地区の有名1級シャトーが試飲に出来立てのワインを振舞ってくれましたが、酸味が強くタンニンがガチガチ、パワフルすぎて、最低でもあと10年後にお目にかかりたいと思いました。私にとっては香りだけで酔ってしまいそうで、いくら一級のワインでもグラスの中を飲み干すことはできませんでした。

しかし、シャトー・フィジャックでは10年ぐらい熟成したものを出してくれました。
コスト的にはかなりの物です。私たちが行ったときには確か2本は開けてくれました。
日本の酒屋さんで買えば結構なお値段で、とても気軽に買えるような物ではありません。それを、オーナーの意思で、本当に美味しいワインを試飲していただきたいとよい状態のものを出すのです。あっぱれ、シャトー・フィジャック。

このシャトーの歴史は大変古く、起源は2世紀に移り住んだ民族の荘園名に由来します。
現在のシャトーの母屋は18世紀のもので堂々たる構えです。

1947年にオーナーのマノンクールさんが、よいワインを造ろうと畑の整備にとりかかり、現在のような素晴らしいワインができたそうです。

マノンクールさんは、品のある素敵なおじいさんで「皆さんに素晴らしいワインを楽しんでいただきたい」とおっしゃっていました。
すぐ近くには有名なシュバル・ブランの畑もあり、うちのワインも素晴らしいんだ、とシャトー・フィジャックのワインに誇りを持っていらっしゃいました。

造り方も手抜きはなく、60年代終わりから、シャトー・フィジャックのワインは100%新樽で熟成されています。
カベルネ・ソーヴィニヨンが35%、カベルネ・フランが35%、メルローは30%です。そのためか力強く、凝縮した味わいです。やはり、8年から10年は寝かせたほうがいいそうです。

見ごたえのあるシャトー・フィジャックの醸造見学で素晴らしいワインを楽しんでください。







CHATEAU DE FIGEAC

住所:33330 SAINT-EMILION-FRANCE
電話:33−0−5−57247226
FAX:33−0−5−57744574
見学:要予約(英語とフランス語の見学があります。予約の時に申し出てください。)
ドレスコード:普段着でOK

by マリリン

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