ソーホーで食する現代アメリカ料理　「Zoe(ゾエ)」

こざっぱりとした店内は、日曜日の午後2時過ぎだというのにまだ客で賑わっており、レストランで食べるには20、30分待ちだという。どうやら遅いブランチやワインを楽しみながらゆっくりと食事を楽しむカップルで賑わっているようだ。店内はこざっぱりと落ち着いた雰囲気で、オープンキッチンは清潔感がある。メニューの種類は多くないが、どれも料理の飾りつけなど凝った料理で味もなかなか。パンはステック状のもの、ミニマフィン、温めたものなどいろいろな種類があり楽しめる。ハウスサラダは、なんといろいろな野菜を束ねネギで巻き、葉っぱ立たせて登場。赤カブや枝豆、黒ごまの色合いを上手く使い見た目にも美味しく、ソースは和風仕立て。ローストラムは、ローストビーフのように柔らかく、ジューシーでこちらもお薦めの一品。あまり臭みもないので、食べつけない人もぜひ挑戦してみては？隠し味に醤油が欲しくなる人にも安心。醤油を頼むと嫌な顔もせず用意してくれる。付け合せはマッシュポテトと思いきや、実はソラマメを裏ごししたもの。こちらもコクがあって絶品。別にオーダーした付け合せのロースト野菜は、残念ながらあまりいただけなかった。特に一見トマトに見えた赤カブは、ゴリゴリとしていて私には青臭く感じた。

ニューヨークへ来たからには、ぜひアメリカ料理をと考えている人にはお勧めのレストラン。夜に行くより、ランチがお値打ちかも。