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ミラノから日帰りの旅〜ボローニャ〜

ミラノから日帰りの旅〜ボローニャ〜
(お薦め度★★★)

 イタリアは大都市だけでなく、その周辺の街を列車で旅するのも楽しい。その中でもミラノからES、ICで2時間のボローニャは所要時間も観光スポットも調度よく、日帰りの旅に最適だ。(セカンドクラスで往復44ユーロ)。

 ボローニャの駅を降りたら、目抜き通りのインディペンツァ通りに出よう。そこをまっすぐ突き進めば、ボローニャの中心マッジョーレ広場に行き着く。このインディペンツァ通りは、超ロングで美しいアーケードだ。決して日本のアーケードを想像してはいけない。独特の柱廊のアーケードでとても高く、ガイドブックの受け売りだけど、馬に乗ったまま通行ができるようにという設計だとか。いろいろなお店やバールがずっと続き、退屈せずにあっという間に中心街へ。
 ボローニャの心臓マッジョーレ広場を囲むように市庁舎、ポデスタ宮殿あり、ヨーロッパの各地でよく見かけるネプチューンの噴水もある。その広場の周りに伸びている道にはいろいろな店が並び、意外とブランド店も多い。かと思えば、ある道を入ったらそこは市場だった。八百屋、肉屋、魚屋、チーズ屋が通りの両脇にズラーっと並び、にぎわっている。地図を見ないで適当に歩いているときにふいに見つけたのでうれしかった。


遠くに見えるのが斜塔

斜塔から見た風景

 メインは斜塔である。高さ97mの屋上からは、ボローニャの美しい街が見渡せる。(入場料3ユーロ)。赤レンガの屋根と黄色い壁で統一された街の眺めは一見の価値あり。ただし木造の階段が非常に怖い。古いし間隔も急に狭いところがあったりするし、それに吹き抜けなのだ。これは何も考えずに一気に登るしかない。私の前にいたイタリア人のお姉さんもへっぴり腰であった。スリル満点、体力と根性も必要だ。手すりがいやにべたべたしていたのは、今まで登った人たちの冷や汗の結晶に違いない。下りも決して油断してはいけない。不覚にも私は、降り始めた最初の2、3段を踏み外して、踊り場まで滑り落ちてしまった。必死に手すりをつかんで持ちこたえたけど、頭の中はパニックでしばらくドキドキしていた。でも景色はすばらしく、苦労して登るかいあり。皆さんもぜひ体験してみて。

 さらにボローニャで忘れてはいけないのが、「スパゲッティ・ボロネーゼ」。ぜひ本場で試してみようと、広場に面したテラスのあるレストランに入った。本当はスパゲッティが食べたかったけれど、メニューにはトルテリーニ(指輪のような形をしたワンタンのようなもの)しかなかった。でもミートソースの味がトルテリーニとよく合っていた。さすが元祖だ。オードブルに食べたソーセージもおいしかった。サラミをやわらかくしたようなソーセージで想像していたのとは違ったが、オリーブをたっぷりかけて食べると予想外においしかった。


本場ボロネーゼ

ボローニャの街にはバールがいっぱいある。インデペンツァ通りを歩いていたときから気になっていたのだが、4、5軒に1つの割合ぐらいでそこかしこにバールがある。だからお茶するには全然困らない。そしてもっとびっくりしたのが、美容院がとても多いことである。これもバールと同じぐらいの頻度である。個人でやっている小さな美容院が多く、ちゃんとお客さんも入っている。興味のある人はぜひ試してみては?

「NUOVI NOTAI」 (市庁舎横の突然入ったらおいしかったレストラン)
住所:Piazza Maggiore 40124 BOLOGNA
電話:051/228694  FAX:051/265872
英語メニューあり

by  ほろ酔いくま

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