ロンドンで、創業200年の歴史を誇るチーズの専門店Paxton&Whitfield.。
こじんまりした店内に種類豊富なチーズが所狭しと並べられている。
イヤー、目移りしちゃうほど。英国産のチーズはもとより、フランス、イタリア、その他EU圏内のものも豊富。クルーはワイン好きが多くて、乗じてチーズも好きになる。私もこのパターンにはまってしまった一人。
今回はチーズの勉強も兼ねてこの店を訪れた。
何を買おうか迷っていると店員さんが優しく話しかけてくれた。欲しいチーズの名前を言って案内してもらったり、チーズに関する質問をしたりしても、一つ一つ丁寧に答えてくれる。店員さんは親切である。
店内には何やら恭しく大きなメダルのようなものが3個掲げてある。よく見ると王室御用達マークではないか!
この店は、現地の人達がやって来てひっきりなしにチーズを買っていく。切り売り、パック入り様々で、好きな分だけ買えるから色んな種類のチーズが楽しめる。日本ではなかなか手に入らないチーズもあって楽しみながら選べるところがいい。
また、店内にはワインに関するグッズも売っていてデカンターやソムリエナイフ等も手に入れる事ができる。なかなか、気が利いている。
私は今回、ヤギチーズの最高傑作の一つと言われているセル・シュール・シェールと、窪みにマール・ド・ブルゴーニュ(ブランデーの一種)をかけてとろとろにして戴くラングルというチーズを一つずつ。そして、ミルクの風味が優しいルブロションというチーズを切り売りしてもらった。
セル・シュール・シェールは灰色のカビと灰に覆われて、見た目は口にしたくない、知らなければこんなの食べられるのか?と言う代物だけど、中は輝くような真白い、きめ細やかなヤギのチーズである。あまり強い酸味はなく初心者でもすんなりいける。
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