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王室御用達の美味しいチーズ屋さん

王室御用達の美味しいチーズ屋さん
お薦め度
★★★★

ロンドンで、創業200年の歴史を誇るチーズの専門店Paxton&Whitfield.。
こじんまりした店内に種類豊富なチーズが所狭しと並べられている。
イヤー、目移りしちゃうほど。英国産のチーズはもとより、フランス、イタリア、その他EU圏内のものも豊富。クルーはワイン好きが多くて、乗じてチーズも好きになる。私もこのパターンにはまってしまった一人。
今回はチーズの勉強も兼ねてこの店を訪れた。
何を買おうか迷っていると店員さんが優しく話しかけてくれた。欲しいチーズの名前を言って案内してもらったり、チーズに関する質問をしたりしても、一つ一つ丁寧に答えてくれる。店員さんは親切である。
店内には何やら恭しく大きなメダルのようなものが3個掲げてある。よく見ると王室御用達マークではないか!
この店は、現地の人達がやって来てひっきりなしにチーズを買っていく。切り売り、パック入り様々で、好きな分だけ買えるから色んな種類のチーズが楽しめる。日本ではなかなか手に入らないチーズもあって楽しみながら選べるところがいい。

また、店内にはワインに関するグッズも売っていてデカンターやソムリエナイフ等も手に入れる事ができる。なかなか、気が利いている。

私は今回、ヤギチーズの最高傑作の一つと言われているセル・シュール・シェールと、窪みにマール・ド・ブルゴーニュ(ブランデーの一種)をかけてとろとろにして戴くラングルというチーズを一つずつ。そして、ミルクの風味が優しいルブロションというチーズを切り売りしてもらった。

セル・シュール・シェールは灰色のカビと灰に覆われて、見た目は口にしたくない、知らなければこんなの食べられるのか?と言う代物だけど、中は輝くような真白い、きめ細やかなヤギのチーズである。あまり強い酸味はなく初心者でもすんなりいける。

ラングルは見た目がオレンジの外皮に包まれ、中央に窪みがある。これをフォンティーヌといい、ここにブランデーなんかを振りかけてトロトロに熟成させていただくらしい。中は、アイボリー色で、外皮からの香りが少しあるけどこれも、やみつきになりそう。
ルブロションは優しい乳の香りと外側の表皮の部分に少し苦味があってこれも初心者でもいける。今回、私が買ったルブロションはちょうど良いくらいに熟成が進んでいて、切り口がトローリと流れ出し、美味しかった。

旅行に行ってその場で食べきれないときには、タッパーのような密閉容器に入れてスーツケースに入れて日本まで持ち帰ってはいかがだろう。しかし、暑い夏の日はあまりおすすめしない。移動の間にチーズが悪くなってしまう恐れがあるから。ドライアイスや保冷剤なんかが手に入れば別だけどね。

私は、日本に持って帰るときは出発のぎりぎりまで、冷蔵庫保管してその後、スーツケースに入れる。飛行機が飛んでいる間は、貨物室は天然の冷蔵庫になるから。だって外気は飛んでいるときはマイナス50度だもの。どうぞ、美味しい王室御用達のチーズ達をお試しあれ。
場所も市街の中心部にあり、お買い物の帰りに立ち寄ってみるのに丁度いい。


Paxton&Whitfield: 93 Jermyn St.
営業時間: 9:30〜18:00(土曜日は17:30)
電話: 930-0259
定休日: 日曜日
紅茶で有名なFortnum & Mason の裏の道にある。最寄の駅はPiccadilly Circus か Green Park 。それぞれの駅から歩いて、5分ぐらい。
参考までに、今回は、3つ買って、約9£ぐらいでした。

by マリリン

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