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今回はニースで夕食を取った。ニースの旧市街には気軽なレストランがいっぱいある。
どの店もテラスを出していて、この時期とても気持ちいい。
何か海のものが食べたいと思ってこの店に入った。「LE GRAND BLEU」という名前にも引かれたのだ。
店の人がブイヤベースの見本をみせてくれた。観光客向けにわかりやすく作ってあるのかも？
鍋に盛りだくさんの魚介類、迷うことなく頼んでしまった。
みかけに圧倒されて、値段のことなど後まわしになっていたが、なんと2人で1万円ぐらいだった。
でも、オマール海老や、ムール貝、手長海老、あさり、いかなどの魚介がふんだんに入っていて満足した。
かなり量があるのでこれだけで十分。
2人ぐらいだったらサイドオーダーはいらないかも。
最後のほうはヒーヒーいいながら食べていたが、フランス人の老夫婦はスープまでしっかりたいらげていた、さすが。
食事も終わりかけたころ、近くでアフリカ人のショーが始まっていた。
軽快なタイコの音が聞こえてきた。
会計を済ませて私が店の写真を撮っていると、ふとなにか視線を感じた。
見ると腰蓑を着けたアフリカ人が私を見ている。
な、なんとそのアフリカ人は今まさにバック宙をしようとスタンバイしているところであり、私がその道をブロックしていたのであった。
アフリカ人と観客の視線を浴びた私は、飛び出すように逃げ去った。・・・というかズラかった。
恥ずかしくて振り返れなかったが、友人の話によると、その後アフリカ人は見事にバック宙を決めたらしい・・・。
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